武士道博物館入口/Enter Bushido Museum

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葉隠のふすま

館長のブログ(旧事務室便り)

-葉隠を中心とする-
「武士道バーチャル博物館」へようこそ!

この博物館は、嘉村孝が主宰する「葉隠」(はがくれ)を中心とした『武士道』の資料提供の場です。
私は幼少のころから、江戸時代の九州佐賀に成立した葉隠という「武士道書」に親しみ、いく つかの論考を発表してきました。最近はこの葉隠の考え方を、正当に現代の政治経済に生かせな いものかと思っています。葉隠それ自身は具体的な政治論を含むものではありません。しかし、 江戸時代中期の成立ながら戦国時代を主な対象とするこの書は、中世と近世とを橋渡しする本で あり、閉塞感を云々される現代の政治や経済に中世日本の息吹を与え、風穴をあけるエネルギー を秘めています。
そこで葉隠を介して、また必ずしも葉隠のみにとらわれず、水戸や会津などの武士道とも対照 して、自由な視野からさまざまのことを考察する場として、バーチャル博物館を作ることにしま した。
この博物館をご覧になることにより、中世の日本が現代の日本とは全く異なる発想を基にした グローバル・スタンダードの国家であったこと、したがって我々は自信を持って正に日本的に生 きていくべきであること、もちろんそれは他の国の文化を大切にすることにもつながること、何 よりも我々の頭にこびりついている旧来の発想を転換すべきこと等々を考えていただきたいと思い ます。
なお、この博物館に入館するには、あらかじめ葉隠の本文を読んでおかれることをお勧めしま すが、なかなかよい本がありません。手に入りやすいものとしては、岩波文庫本があります。た だし、注が不足しており面白くないかもしれません。そんな人には、抄訳ですが、徳間書店発行の「葉隠」(神子 編)をすすめます。

 

-嘉村孝と、葉隠とのかかわり-

 1950年(昭和25年)佐賀県に生まれる。中学1年生のとき、次郎物語を読んで葉隠に興味をいだき栗原荒野編「校注葉隠」を読みはじめる。本来の仕事は弁護士であり、法的見地から歴史を考えていくことが大切であると思っている。明治大学大学院講師を兼ねる。

-今までに発表した葉隠関係の主な論考等-

K寺を訪ねて(1975年) ・司法研修所部内誌
葉隠と石門心学(1978年) ・佐賀地家裁だより
葉隠あれこれ(1987年) ・月刊会社法務に連載
葉隠命名の由来(1989年) ・月刊東京と佐賀
弁護士の目(1995年) ・ぎょうせい刊
日本歴史の国際環境と葉隠 ・葉隠研究27号
葉隠と会津士魂 ・葉隠研究33号
今こそ「死ぬことと見つけたり」では(1998年) ・月刊指導と評価(7月号)
日本のボタンのかけちがい(1999年) ・自由と正義(1月号)
以後、講演、対談、新聞・雑誌等に登載多数。

嘉村 孝 著 『葉 隠 論 考』発刊中

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toumei7.gif (817 バイト)武士道は大航海時代を中心とする世界史を抜きにしては語れない!
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toumei7.gif (817 バイト)祖国を元としながら世界と交わる武士道像、そして新しい国家像を求めて、「葉隠論考―武士道の諸相―」なる。
創英社・三省堂書店発行。全国有名書店にて販売中。
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toumei7.gif (817 バイト)【定価1800円+消費税】