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*常朝先生垂訓碑
佐賀市北郊にある黒土原(くろつちばる)の草庵跡には、戦前「常朝先生垂訓碑」が建てられました。近くには、常朝の師、堪然(たんねん)のお墓などもあります。
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武士道というと、一般には 2の方がイメージされると思います。むしろ、
1と 2との違いなど意識されないことの方が多いでしょう。しかし、この2つは明らかに異なり、その違いを良く認識することが大切です。
では、葉隠武士道と徳川武士道とのちがいはどこにあるのかといいますと、東大名誉教授の相良亨先生も述べておられますが、前者は仏教(特に禅宗)をバックボーンとし、後者は儒教(ただし、日本化されたそれ)をバックボーンとしている点にあります。2つの武士道の細分化された中身についてはおいおい説明していきますが、とりあえずこの2つのタイプを歴史的に考え、特に葉隠武士道の意義を紹介するのがこの博物館の目的です。 |
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*葉隠の「いちょう本」
葉隠の原本は伝わっていません。これは「いちょう本」と呼ばれる明治以降に出版された和綴じの本です。
江戸時代の写本としては5~6種類が知られています。
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*栗原荒野編著・「校注葉隠」
1940年に発行された本で、戦時中の雰囲気が色濃いものですが、注が優れています。これは私の母が卒業記念にいただいたもので、校長先生の贈る言葉が添えられています。
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*「武道初心集」
葉隠と同時代の武士道書「武道初心集」。大道寺友山(だいどうじゆうざん)著。武士は日々夜々「死」を胸に当てよ、と説きます。
「今日ありて、明日を知らぬ身命に候えば、・・・・何事も皆其日払いに仕るをもって」などと述べるところは、葉隠にも通ずるものがあります。
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